鎌倉浄明寺
雲母保育園

園長インタビュー 相手の感性、自らの感性 どちらも尊重して成長できる環境を目指して

時代の変遷とともに、より多様な価値観が尊重されるようになったと感じています。特に、様々な個性を尊重するという「人間の多様性」においては、「どのように社会生活を過ごしていくか」、このテーマの難しさに触れる場面が多くあります。

幼少期の多感な時期を過ごす保育園生活において、様々な環境のお子様や個性に触れることがあります。私たち職員でも難しさを感じる中で、子どもたちは幼少期からこれらの多様な個性に向き合って行く必要があります。それぞれの価値観の違いに気づき、人を許容し、助け合ったり、時にはぶつかり合ったりと日々の経験の中から子どもたちは様々な学びを得ています。

自らの価値観を相手に理解してもらうためには、同じぐらい相手のことを理解することが必要です。とても難しいテーマではありますが、その多様な価値観を小さい頃から養っていくことで、子どもたちの大きな成長に繋がっていると信じています。

時には、思い通りにいかず悲しい気持ちになることもあるでしょう。一方で、自らの価値観を受け入れられることで、味わったことのない喜びを全身で表現することもあるでしょう。その一場面一場面を私たち保育者が大切に接していく必要があります。チャレンジが必要な部分と感じております。

鎌倉浄明寺雲母保育園は、40名定員の少人数制で家族のような雰囲気があります。この環境を活かし、様々な人の考えを知り、みんなにとって何がベストなのかを導き出せる人に育ってほしいと願っています。