市川本八幡
雲母保育園

園長インタビュー 1人ひとりの気持ちに寄り添いながら、コミュニケーションを大切に

子どもたちと触れ合っていると、驚かされる場面が多々あります。その中で最も力強さを感じる場面は、本気の「喜怒哀楽」を表現している時です。悲しい時はこの世の終わりのように泣き叫び、楽しい時は我を忘れて大はしゃぎするその姿は、いつも全力で圧倒されるほどです。

そんな感情豊かな子どもたちの気持ちに対して、私たちの価値判断に頼らず、そのまま受け止めることが大切と考えています。ここで難しいところは、単なるワガママとと捉えるか、明確な意図をもった表現なのかを見極めることです。関係性が浅いうちは表現の深い部分まで理解することは難しいですが、子どもたちと向き合い、よく観察し、話をじっくり聞くことでより関係性と理解が深まっていくと信じています。

保育園で子どもたちは、集団で規則正しい生活に慣れるとともに、全く新しい発見を少しずつ積み重ねて成長していきます。そんな小さな発見はすぐに当たり前の事になりますが、その瞬間の感動はとても大きなものです。一瞬で過ぎ去ってしまうことだからこそ、できるだけ見逃さず子どもたちと向き合っていきたいです。

また、子どもたちの健やかな成長は、保育園だけで成立するものではありません。家庭保育において保護者の皆様との連携・情報共有はとても重要なことです。雲母保育園では、降園時にお時間を頂いて、1日の様子を共有したり、ご家庭での様子をお知らせ頂いたりする「5分間対応」の時間を設けております。日々様子を伝え合うのはもちろんのこと、その他にも個別面談や随時相談も受け付けておりますので、気軽にコミュニケーションを図りやすい雰囲気作りを心掛けていきます。